家に帰るのが楽しくなる!注文住宅の内装をおしゃれにする方法とは?
注文住宅購入の際、内装について考えることは楽しいポイントのひとつといえます。そして、こだわりの詰まった内装は暮らしを豊かにしてくれるでしょう。さらに、注文住宅の内装は壁紙の色や床の素材などデザインに関することのほかに、機能面について考えておくことも重要です。本記事では注文住宅の内装をおしゃれにするポイントについて解説します。
注文住宅の内装デザインの種類
注文住宅の内装には、さまざまなデザインがあります。それぞれどのような特徴があるのか解説しましょう。
■モダン
都会的でスタイリッシュな印象のモダンスタイルは、生活感のないすっきりとしたデザインにしたい人におすすめです。モダンスタイルを演出するポイントは、金属やガラスなどの無機質な素材を使用している点といえるでしょう。また、無彩色をメインに使用し、アクセントでカラーを使用することでモダンスタイルを演出しやすくなります。
■和モダン
モダンスタイルの中には、天然素材を組み合わせたテイストのものがあります。和モダンは、日本らしい和の要素とスタイリッシュなモダンの要素を組み合わせたデザインです。さらに、和モダンは和の要素を組み合わせているため、モダンスタイルよりも落ち着きのある空間を作れます。たとえば、アクセントに障子や畳を使用したり、クロスに和紙を使用したりしているのです。
■シンプルモダン
モダンスタイルもすっきりとした印象ですが、より一層無駄な装飾を省いたシンプルモダンというデザインがあります。こちらはメインカラーに白を使用しており、その他グレーの淡い色などでコーディネートしているようです。そして、インテリアにもモノトーンを組み合わせることで、洗練された空間を作り出せるでしょう。
■ナチュラル
ナチュラルテイストは自然素材を多く使用することで、自然の温もりのある空間を作り出せます。木材には無垢材やオーク、メープルなどを使用しており、柱や梁を見せるデザインが多くなっているようです。そのため、開放感のある間取りにもおすすめのデザインといえます。さらに、インテリアも自然素材を使用したものでまとめると、一体感のある空間になるでしょう。流行に左右されないデザインのため、飽きることなく住み続けられます。
■北欧
北欧スタイルは、白や明るいカラーの木材を使用し家全体に明るい印象をもたらしてくれます。さらに、壁紙には北欧らしい動物の模様やカラフルなデザインをしようすると、よいアクセントになるでしょう。インテリアとして観葉植物を置いて緑をプラスすることで、より北欧らしさを演出できます。
■南欧
南欧スタイルは、ナチュラルなテイストの中に暖かさがある印象が特徴です。デザインには、白い漆喰の壁や落ち着いた色合いの無垢材をフローリングに使用します。また、キッチンの出入り口をアーチ状にすることで、全体を可愛く印象つけることもあるようです。
■アメリカン
レトロで遊び心を感じられるアメリカンスタイルは、男性から人気が高いデザインです。濃い色合いの木材を使用し、インテリアには皮張りのソファなどを取り入れることで、ビンテージ感をアップさせられます。
■アジアン
アジアンテイストでは、エステやリゾートホテルのような空間を作り出せます。アジアンテイストでは落ち着いたブラウンの色合いをメインに使用し、木材の模様にこだわることがおすすめです。さらに、オレンジや緑との相性がよいので、観葉植物を設置したり、ライトに温かみのある色を使用したりすることで、よりおしゃれな印象になります。
注文住宅の内装を決める上でよくある失敗例とは?
内装にこだわることは注文住宅の醍醐味といえます。一方、実際の暮らしを想像してデザインを考えておくことも重要です。内装のデザインにこだわるあまり、暮らし始めて後悔することも少なくありません。
たとえば、収納について考慮しておくことは大切です。間取りやデザインを考えているときは、収納スペースが充分だと思っていても、暮らしていく中で荷物が入らなくなったというケースもあります。何をどの位置に収納するのか、前もってシミュレーションしておくことが必要です。
また、コンセントの位置も注意して考えておかなければなりません。常にコンセントを使用する冷蔵庫やテレビ、エアコンなど、家電スペースにコンセントがあるかどうか、その他の家電もどの位置でコンセントを使用するかを具体的に考えておくことで失敗を防げます。
さらに、部屋の大きさもさまざまな失敗例があるようです。開放感のあるリビングは気持ちがよいものですが、冷暖房の効きが悪いというデメリットがあります。そのため風が通るよう工夫したり、冷暖房機器の設置場所について考えたりしてみるようにしましょう。
また客室を設置したが、使用頻度が少なく物置になってしまっているという場合もあります。部屋の広さを決める時は、家具・家電スペースや実際に使用しているところを想像して決定することが重要です。さらに、子どもの成長によって必要なスペースは変わるので、長期間住むことを想定するようにしてください。
その他、室内の空間だけでなく、周囲の音や目線にも気を配る必要があります。車通りの多い道路は騒音が大きいため、寝室からは距離を取る、リビングは人目の気にならない場所に設けるなど、さまざまな工夫が可能です。実際の暮らしを細かく想像しておくことで、より快適な空間を作り出せます。
おしゃれな内装にするために抑えておくべきポイント
内装をおしゃれにするためのポイントを紹介しましょう。まず、全体のコンセプトを統一することが重要です。家全体に統一感があるとおしゃれな印象になります。壁紙や床材、インテリアをこだわって考えていても、それぞれのテイストがバラバラだと見栄えが悪くなってしまうでしょう。そのため、内装を考える前にどのテイストで統一するのか考えておくことは重要です。
また、素材のテクスチャにこだわることも大切です。内装のデザインを考える際は、どうしても色選びを重視しがちです。しかし、同じ色でも使用する素材によって印象は大きく異なります。たとえば、床材でも無垢材、クッションフロア、タイルなどが挙げられるでしょう。
そして、印象だけでなくメンテナンス性も考慮しておくことが大切です。さらに、無駄な装飾は極力絞るようにしておきましょう。装飾を増やし過ぎてしまうと、統一感のない印象になります。また、装飾は住宅の完成後に自由にプラスできます。そのため、装飾は増やし過ぎないことがポイントです。
最後に、光を上手に使用することで空間をおしゃれに演出できます。日当たりのいい場所に大きな窓を設けて自然光を利用したり、ダウンライトや間接照明で落ち着いた空間を演出したりできます。大きな窓から採光を充分に取り入れることで、自然で豊かな暮らしを送ることが可能です。さらに、ダウンライトや間接照明を使用することで、シーリングことは異なる自然な光を演出でき、光を上手に利用することで、印象が大きく変わります。
注文住宅の内装は、仕上がりを左右する重要なポイントです。そのため、どのようなコンセプトにしたいのかということ、光の利用などポイントを抑えて内装を決定することで、おしゃれな空間を演出できます。さらにデザイン面だけでなく、実際の暮らしを想像して後悔のないように工夫しておくことも大切です。そして、長く快適に暮らすことのできる住宅を実現しましょう。