納得のマイホームを手に入れるために業者をしっかり比較
つくば市で注文住宅を建築する場合には、それぞれの業者の比較をすることが重要になります。このとき知っておきたい情報の一つは、住宅を建築する業者にはハウスメーカー、工務店、設計事務所があることです。それぞれの業者を利用するときの違いなどを意識しておくと、より良い住宅を建築することができるでしょう。
ハウスメーカーの特徴はどのようなものか
近年は、ハウスメーカーが増えており、ハウスメーカーで注文住宅を建築する人も増えてきました。そこで、ハウスメーカーで注文住宅を建築する場合どのような特徴があるかを知っておきましょう。
まず、あらかじめブランドがいくつか存在することです。例えば大手ハウスメーカーの中にいくつかのブランドが存在しておりそのブランドの中から一つ選びます。それぞれのブランドは、使う素材やある程度の設計などができていることもあります。これは、モデルハウスなどに行けばその設計や建物の中を見ることができるため参考になるでしょう。もし気に入ったブランドがあれば、そのブランドで申し込んで細かな設計をしていく流れになるでしょう。
つまり、大きな枠はある程度でき上がっており、細かい間取りやどのような色の壁紙にするか、またトイレを一つにするか二つにするかなどを詰めてきます。最近は、ユニットバスを大きくする家庭などもできておりその点も自由に設定することができるのが魅力になります。
そうすると、ハウスメーカーを選ぶことにより比較的短い時間で住宅を建築することができることが理解できるでしょう。なぜなら、最初から形がつくられているからです。
一般的には、住宅の建築を申し込んでから4カ月から半年程度で完成する傾向があります。ある程度ハウスメーカーとしても自分の会社の中で使う素材を確保していますので、全くゼロから建築する場合に比べても仕入れに時間がかからないのが特徴です。この点が、各ハウスメーカーの企業努力といっても過言ではありません。
ただ、モデルハウスを見て建築を依頼する場合モデルハウスそのものができ上がるわけではありません。これは会社側の都合になりますが、モデルハウスはより住宅を魅力的に見せるための仕組みがいくつもあります。例えば、モデルハウスの中に置かれている家具は非常に高価なものが使われているかその住宅にぴったりのものは使われている傾向があります。
家具に関しては、オプションとして扱われるため、住宅を建築した場合でもその家具が付いてくるわけではありません。つまり、オプション自体は自分たちで購入しなければならないことを示唆しています。
それだけでなく、壁紙やユニットバスなども一部ではオプションが使われていることもあります。そのため、実際にモデルハウスと同じような住宅にすることもできなくはありませんが、その場合かなりお金がかかってしまうことを予想しておくことが重要になります。
工務店で注文住宅を建築する場合の特徴
工務店で注文住宅を建築する人もいます。どちらかといえば、全くゼロから設計してきますのでこだわりの注文住宅ができることが理解できます。もし、ハウスメーカーのようにある程度枠組みができ上がっているのではなく完全にゼロから工務店と話し合いながら設計したい場合には、よい工務店を選ぶべきです。
良い工務店とは、単に金額が安いことや顧客の言うことを聞いてくれることだけではありません。顧客の言うことを聞いてくれるのはどの業者でも当たり前ですが、それに加えてプロの視点から何らかのアドバイスをしてくれるようなところは信頼できます。顧客の言うことは正しいとしても、それに加えて何らかのアドバイスをしてくれることでより進化した魅力的な住宅を建築することが可能になるでしょう。
逆に、顧客が間違えた知識を持っている場合でもそれを全面的に否定するのではなく、さりげなくアドバイスしてくれるようなところは良いところと言えます。なぜなら、顧客視点で物事を考えているからです。
工務店にお願いする場合には、ハウスメーカーのようにモデルハウスは存在しないことが多いです。その代わり、実際にその工務店が建築して既に人が住んでいる住宅にお邪魔させてもらうこともあります。この場合は、工務店の方から連絡が来てその住宅を見せてくれるとの案内があるでしょう。
欠点だとすれば、住宅の注文から完成までに時間がかかってしまうことです。なぜかといえば、ハウスメーカーのように決まった形がないからです。ハウスメーカーの場合にはある程度ブランドによって決まった形がありますので素材などを事前に確保していることが多いです。ところが、工務店の場合にはゼロからの設計になるため、ある程度設計が決まった段階で注文を入れるためなかなか素材が回ってこないこともあるでしょう。
それと同時に、ゼロからの設計ですので流れ作業でおこなうというわけにはいきません。その結果、注文してから1年ぐらいの時間がかかると考えておけばよいでしょう。もちろん、自分たちの好みの住宅が完成するならば、それぐらいの期間なら短いほうだと考える人も少なくありません。
設計事務所に依頼する場合はどうか
注文住宅を建築する場合、あまり前例は多くありませんが設計事務所に依頼する方法もあります。インターネットの業者比較などでもあまり設計事務所が出てくることはありませんが、デザイン住宅などを計画している場合には設計事務所にお願いするほうがよいです。
ハウスメーカーや工務店との違いは、専用の設計師がいることです。よく、デザイン住宅を建築する場合デザイナーにデザインお願いしたという例がありますが、このデザイナーとはまさしく設計事務所の設計師のことです。特にその中でも、個性的な住宅を建築する人がデザイナーと呼ばれています。
例えば、室内を覗いてみると螺旋階段があるような住宅がありますが、これはデザイナーが建築した住宅の例の一つです。また、面積の半分以上が吹き抜けになっている住宅や、壁の7割から8割ぐらいがガラス張りになっているような住宅もあります。かなり好き嫌いが別れる設計になりますが、個性的な設計をしてほしいと申し込む人もいますので一定の需要があることが理解できます。
設計事務所に依頼する場合の問題点も、事前に確認しておきましょう。どのような問題があるかといえば、自分の好みの住宅を建築してくれるデザイナーが近くに住んでいない場合には、遠くまで何度も通わなければならないことがある点です。特に打ち合わせのときは、毎週通うことがありますので、その点どこまで許容できるかが問題になります。
また、住宅の契約から建築完了までハウスメーカーや工務店よりもはるかに長い時間がかかることが多いです。多くの場合、1年から1年半ぐらいの時間をかけながら住宅を建築していきます。まさしくこだわりの住宅といえるかもしれません。
つくば市で注文住宅を建築する場合には、工務店やハウスメーカーそして設計事務所などの業者をよく比較しておく必要があります。
ハウスメーカーはある程度形ができ上がっており、建築完了までそれほど時間はかかりませんが、オリジナルの住宅を設計したい人にとっては魅力が薄いかもしれません。一方工務店はオリジナルの住宅を設計しやすいですが、反面時間がかかってしまいます。設計事務所は、デザイン住宅を建築する場合に依頼することが多くなるでしょう。個性的な住宅を建築する半面、近くに設計事務所がない場合は何度も遠くまで打ち合わせをしに行かなければならないこともあります。